世界3大チーズといわれているのは、3つとも全てブルーチーズです。
ひとつは、パスタで有名なイタリアの「ゴルゴンゾーラ」もうひとつは、フランスが原産の「ロックフォール」そして最後に、エリザベス女王も愛するイギリスの「スティルトン」となっています。
まぁ、よりにもよって癖のあるブルーチーズが上位をしめているのは、少し驚きですね!
そのなかでも、チーズ大好きな私が最も愛するブルーチーズの「スティルトン」について話してみようと思います。
ブルーチーズって何よ?
ところで「ブルーチーズって食べたこともないわ」「あの青カビが生えたやすでしょ」「チーズって臭いよね」とチーズが苦手な方には、とんでもない食べものとして見えるかも知れませんね。
言うなれば、日本の納豆も独特な匂いとビジュアルで他国の方には、同じような認識をされているでしょう。
納豆は、藁に包んでいた大豆が自然発酵することによって偶然できたように、ブルーチーズの青カビだって偶然の産物です。ほんとにたまたま、何らかの好条件が重なって納豆や味噌と同じようにチーズも生まれて今日にいたっています。
ブルーチーズの最高峰とされる「ローックフォール」は、ローックフォール村の洞窟の中で発酵されたとされるけれど、湿度が高くで換気の悪い洞窟の中でしょ?それって大丈夫なのかしら?でもほんとに、あの見た目でよく食べようと思ったよね?
ブルーチーズの効果
ブルーチーズの青カビには、血圧を下げる働きがあるのです。とても塩味がきつく逆に血圧を上げそうな気もしますが、血管をしなやかにするなど意外にも健康食品じゃない?と思わせる要素がたくさんあります。
ブルーチーズには、乳酸菌がタンパク質分解酵素によって分解された「ラクトトリペプチド=LTP」が良いみたいです。
また、脂肪を分解するリパーゼや、コレステロールを下げる脂肪酸(オレイン酸やリノール酸)も、ブルーチーズ の青カビには含まれています。
しかも、アンチエイジングに良いとされる抗酸化作用のあるパルチミン酸であったり、さまざまな疾患をおよぼす全身性の炎症にも効果的であるようです。
日本では、風邪の引き始めに葛根湯を飲むように、欧米では傷が化膿しそうなときにブルーチーズを食べようとするくらい天然の抗生物質と考えられています。
ブルーチーズの青カビは、身体にとっても良いということで安心して食べられますね。
スティルトンチーズ
ところで、私のいちおしブルーチーズ「スティルトン」についても少しお話ししましょう。
実は、スティルトンチーズには青カビの生えていない「ホワイトスティルトン」もあるのですが、日本ではみたことがないく味も知りません。イメージでは、青カビが生える前のスティルトンといったところでしょう。
ホワイトスティルトンは、実際に生産量も少なく希少なチーズのようです。青カビを発生させずにブルーベリーを混ぜ込んでみるなどスイーツ
さて、イギリスが原産の「スティルトン」は、ブルーチーズの中でもベースのチーズが少しだけ固めになっています。
他のブルーチーズは、どちらかというとクリームチーズがベースに青カビが生えている感じですが「スティルトン」は、色も濃いクリーム色で水分が少ない質感です。
そのため、お料理に使うよりそのまま食べるほうが、しっかりと味わえ至福の時を過ごせますよ。
スティルトンの食べ方
スティルトンは、かなり塩味の効いた濃い味のブルーチーズとなります。
王道らしくお好みのドライフルーツをお供に食べるのもおすすめですが、私のお気に入りの食べ方は、ほんのり甘みがあるカシューナッツと一緒に食べるのです。
スティルトンとカシューナッツを交互に口の中へ頬ばると、なんとも言えない幸せな気分に包まれていきます。
もちろん、ワインをお供にするのも良いですが、塩分の強さからビールでも良いんでは?
そして、他のブルーチーズなら、ピッツアやパスタのソースに入れたり、バケットやクラッカーに付けたりとおすすめしますが「スティルトン」は、素材そのものを味わってほしいのです。
ナチュラルチーズの初心者には、クリームチーズの舌触りが苦手だったり、青カビの独特なピリッとした刺激がちょっと・・・と思うことがあるはずです。
しかし「スティルトン」は、癖のあるチーズの中でも意外にも食べやすいブルーチーズかも知れません。なぜなら、風味豊かなバターのような食感で、口の中に残らずに食べれるからです。
まぁ、あくまでも個人的な感想ですが・・・
では、ブルーチーズが気になれば「スティルトン」を是非ご賞味あれ!
手頃な食べ切りサイズは、成城石井で購入ですよ。