猫は丸く囲われた暗くて狭い場所が大好きですね。
しかも、素材は柔らかいボアのようなフカフカしているほうが、お好みのようで天然素材ならウールやシルクに麻であれば嫌がることはありません。
寒い時期になると、ウール100%の猫用ベットやキャットハウスなら文句なしで、入ってくれるでしょう。
天然の素材で縫い目や継ぎ目がない猫のために考えられたキャットハウスがリトアニアからやって来ました。
北欧デザインのリトアニアで手作りされているkivikis(キビキス)
この可愛らしいキャットハウスは、リトアニアの母と息子2人で創業されました。次第にヨーロッパで人気となって、正式に2011年にkivikis社として設立されています。
日本には2017年頃から株式会社オーエフティーが輸入販売を行なっています。
北欧にあるリトアニアから、天然のウールで完全に手作りをされている縫い目すらない柔らかいキャットハウスは、猫にとって最高の寝心地を体感してもらえるでしょう。
猫を飼っていればわかる、唯一無二の完成度が素晴らしい、kivikisのキャットハウスをご紹介していきます。
メリノウール100%で環境にもやさしい
kivikisのキャットハウスは、ニュージンランド産のメリノウールを使用して、塩素系漂白剤などを使わずに天然素材を生かした製法でしあげられています。
染料にも重金属を含むものは使用しないといった徹底したこだわりをもって、ひとつひとつ手作りされた製品です。
羊毛に含まれるラノリンという成分は、抗菌物質で表皮を守る役割から化粧品にも利用されてます。
安全で安心できる環境にも優しい、kivikisのキャットハウスは、猫にとって居心地の良さは言うまでもありませんね。
縫い目がないから入り口をカットできる
縫い目ひとつないウール100%から生み出される、kivikisのキャットハウスは、手芸用品にあるフェルトと同じ製品をイメージしてみると変わりやすいでしょう。
生地やニットのように、織ったり編んだりしていないため、ハサミでカットできるんです。
kivikisのキャットハウスの入り口は、猫の大きさにあわせて自在に調節しやすく、切り口も素材の特性から猫を傷つけることもありません。
自分で手作りキャットハウスに挑戦もできる
kivikisのキャットハウスは、手作り製品ということからも自分でDIYしても同じように作れます。
まず、フェルトの仕組とは?
羊毛に含まれる油分は、アルカリ成分を加えると萎縮する性質を利用して作られます。
ウール100%のセーターを普通の洗剤で洗濯機を回すと縮んでしまいますね? 原理は同じで、本来は羊毛には寒さから身を守り、雨雪などの水分を弾くように油分が、まとわりついた毛質です。
セーターでもフィッシャーマンセーターやアランセーターと言われる、アイルランドの漁師さんが着る厚手のセーターは、羊毛の油分をあまり落とさずに、水分を弾き保温性を高めるように考えられています。
このような原理から羊毛をフェルトに加工するのには、石鹸水に浸けて揉み込んでいくとできあがります。
羊毛が縮こまると同時に、アルカリ成分で固めてしまうといったイメージですね。
kivikisの作り方
- 型紙にあわせてふわふわの羊毛を並べて置きます。
- 石鹸水を羊毛にまんべんなく浸したら、麺棒で圧縮するように転がして成形する作業をくりかえします。
- 型紙にあわせてはみ出した羊毛を取り除き、さらに外側になる羊毛を足していきます。
- 何層にもなった羊毛を石鹸水でフェルト化できたら、水分を絞って入り口の穴をカットします。
- 成形が終われば、洗濯機で水洗いをして乾燥させます。
- 仕上げの成形は、中に風船を入れて膨らませませたまま5日乾燥、風船を取り除いて3日乾燥。
- 最後に入り口の穴を綺麗にカットして完成です。
kivikisキャットハウスは、とてつもない重労働で仕上げられていますね。
完成までは、9日間かかっています。
製造過程の原理は簡単ですけれど、ひとつひとつの工程には経験を重ねることで、完成度が高い製品になるのでしょう。実際に自分で作っている方もいるため、チャレンジしてみるのまた楽しいかもしれません。
まずは、ひとつkivikisキャットハウスを購入してどういうものか?見て使用して確かめてからDIYにチャレンジするほうが良いのではないでしょうか?
kivikis(キビキス)の類似品にご注意
kivikisキャットハウスは、北欧デザインのリトアニア製品です。
遠から日本までやってくるため、少し価格が高めなのはいた仕方ないでしょう。
もう少し安価な、類似品も多く出回っているけれど、kivikisキャットハウスのように素材や染料、制作工程までしっかりとこだわったて作れれているかわかりませんね。
愛猫のため、安心して使用できるキャットハウスを見つけてあげるのも飼い主さんの役目でもあります。
個人的に、天然素材だからこそ、類似品は避ける方が無難かな?と、実家の猫にプレゼントを考えてみることにしました。