猫を飼っていると、キャットフード用の食器と水飲み用の食器をそろえていますね。
とりあえず、丸くてちょっと高さのあるペット用の食器を使っていたり、割れたて数がそろわなくなった食器を猫用に使っていたりとそれぞれでしょう。
適当な大きさなら、お椀型でもお皿型でも別にいいんじゃないかと思ってはいませんか?
猫は、お気に入りのキャットフードにありつけるなら、食器に不満を言うことはないかも知れません。でも猫にとって食べやすい食器を選んであげると、意外にもかなり喜んでくれますよ。猫を飼って30年近くなる経験から猫の食べやすい食器についてご紹介していきます。
猫の食器におすすめの素材は?
猫の食器は、飼い主さんの好みで選ばれることが多いのではないでしょうか?
気に入ったのが見つかるまで、とりあえず購入した食器を何年も使ってることもあり、食器の素材まで意識が向いていないままなんてことはありませんか?
ペット用の食器は、プラスチックからステンレスに陶器あたりが一般的ですね。
どの食器の素材を選んでも間違いはありませんが、それぞれの素材の特徴を知ってから選んであげると良いでしょう。
ポイント
- プラスチック:種類が豊富で軽くて安価だけど汚れがつきやすい
- ステンレス:清潔で傷や汚れがつきにくいけど高価になる
- 陶器:汚れがつかず重さがあり安定するけど割れやすい
やはり、プラスチックは、傷もつきやすいうえに汚れに弱く消耗が激しいため清潔に保つには、頻繁に買い換えることになりますね。
そして、丈夫で傷や汚れがつきにくいステンレスは耐久性も高く、長く愛用できる食器です。
陶器製の食器は割れる可能性があるとはいえ、清潔に使えるうえに重さがあり安定しやすい素材になります。
猫の食器の素材は、傷に強くて、汚れ落ちがよく清潔に長く愛用できる素材がベストですね。そうなると個人的におすすめは、ステンレスか陶器の食器となってくるでしょう。
猫の食器にちょうど良い大きさを知る
猫の食べやすい食器の大きさは、だいたい猫の顔よりひとまわりほど大きいくらいがちょうどです。
ヒゲが、食器に触らないようにすこし大きめにしてあげるほうが、食事中にセンサーのように敏感にヒゲが反応しなくて食べることに集中できます。
あまり深さがない食器のほうが、凹凸のない猫の顔が隠れないため、顔まわりがキャットフードで汚れずに食事をしやすくなります。
平面のお皿タイプを選んだ場合でも、カレー皿やパスタ皿のように、すこし縁に高さがあるほうが、こぼさないで食べやすいですね。
猫の食器は高さが重要だった!
実は、猫の食べやすい食器の高さが重要なのです。
飼い主さんもあまり気付かずに、床に食器を並べていることも多くあるみられますね。ペットフード用の台付きの食器も販売されていますが、意外にもちょっと高さのある脚付の食器にすると猫様は食べやすいみたいです。
人間用には、あまりないサイズの高さの食器なので、猫用として販売されている脚付の食器を見ていきましょう。
猫壱からのハッピーダイニング 脚付フードボール
猫壱さんから販売されている「ハッピーダイニング 脚付フードボール」は、猫でも犬でも使えるようになっています。
猫用は、猫柄のシリーズでサイズが2種類あり、Lサイズの高さが「10cm」で普通サイズの高さは「7.5cm」から選べるため、愛猫の大きさにあわせて選んであげましょう。
個人的な感覚から10cmくらいあっても問題なく使える高さと感じています。
水飲み用のウォーターボールも、お揃いお脚付で販売されています。
ウォーターボールは「メモリ付き」でどれだけ水を飲んだか確認できるような仕様です。
ル・クルーゼからのハイスタンド ペットボール
あの誰もが憧れるフランスのホーロー鍋といれば「ル・クルーゼ」ですね。
陶器としてマグカップやプレートも販売されています。
ル・クルーゼのハイスタンドペットボールは、高さが「12cm」で少し高く感じられますが、日本猫の成猫でも大丈夫です。ちなみに価格も高めになっています。
ル・クルーゼは、ワンサイズでカラーが8色と豊富で、いろんな色が選べてデザインがお洒落なので、こだわりたい方に、おすすめの脚付ペットボールです。
私自身も、このル・クルーゼの可愛らしい雰囲気は、自分用のマグカップとお揃いで購入したいくらいです。
陶器の食器は、安定感が抜群で食事中に動いたりしないことから、やっぱり一押の素材になりますね。そして、脚付のフードボールなら台付きのものより、カタカタ揺れたり角度か変わらないといったメリットもあります。
猫の食器はフードと水を別の場所に置いてあげて
猫の餌置き場と同じ場所に、水飲み用の食器を並べて置いてはいませんか?
でも、家で飼っている猫様は、自分の水飲み用の食器からではなく、水道水から滴る水やテーブルの上のコップに入った水を飲みたがることに気づいているはずです。もしかしらら、キッチンではなくても洗面所やお風呂場で水を欲しがったしますよね?
これは、本能的に獲物の側にある水が汚れていると判断しているためです。
猫様としては、餌と水を同じ場所に並べなくても結構といったところでしょうね?
昔、実家で飼っていた猫は、クリスタルのカットグラスに入った水を好んでのんでいました。キラキラと輝くよすから、きっと綺麗な水だと思うみたいですよ?
その猫は、陶器よりガラス器がとにかく好きでしたから、愛猫にとって食べやすい食器を選んで食事の時間を楽しませてあげるのも飼い主さんの役目になりますね。
これからは、猫の水飲み用の食器は、餌と離れた場所に数カ所置いてあげると、きっと喜んでくれるはずです。