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ドイツ直輸入のドレスデン・シュトレンが毎年のように気になる

シュトレンとは?ドイツ伝統のクリスマス焼き菓子

シュトレンは、しばし日本語表記で「シュトーレン」と記載されることが多いですね。

ドイツ語「Stollen」をGoogle翻訳の音声で聞いてみると「シュトーレン」「シュトレン」どちらにでも聞こえてくるような?

どちらかというと「シュトレン」が発音表記として正しいようです。

本場ドイツの伝統菓子には基準が定められている

ドイツの伝統的な焼き菓子は、バームクーヘンが有名ですね。

クリスマスの焼き菓子としては、シュトレンが日本でもポピュラーになり、毎年多くの限定商品に注目したくなりませんか?

日本では、パティスリーやパン屋、洋菓子店などでオリジナルのシュトレンが販売され、それはそれでとても興味深いに違いないのです。

しかし、ドイツでは、国を代表とする焼き菓子に「ドイツ食品典委員会」によって定められた「食品、生活用品、及び飼料に関する」法律的基準が設けられています。

基本的にシュトレンは、ベースとなる小麦粉の30%以上をバター等の油脂と60%以上のドライブルーツを入れて作る必要があるのです。

この基本レシピのベースに20%以上のナッツを加えれば「ナッツ・シュトレン」5%以上のマジパンを加えれば「マジパン・シュトレン」というように、追加される原材料にも基準が設けられています。

よって、同じ原材料で作られたとしても比率が違えば、ドイツにおいてそれはもうシュトレンではなくなるのです。

ドレスデン・シュトレンの厳しい基準

シュトーレンは、ドリスデン組合というところが共同商標を登録している「ドレスデン・シュトレン」と最高峰のシュトレンがあります。

「ドレスデン・シュトレン」は、ドイツ連邦食糧農業省によると、もっと厳しくシュトーレンの基準が管理されているようです。

例えば「型を使わずに手作業で成形をする」「重量は500g以上」「バター、グラニュー糖、オレンジピール、レーズン、アーモンド」などの限定された原材料と、その比率が厳格に記載され、人工香料・食品添加物・マーガリンは使用禁止となっています。

本場の「ドレスデン・シュトレン」は、とっても興味深いですね。

日本でもシーズン限定で「ドレスデン・シュトレン」を購入することができます。

本場ドイツ直輸入のドレスデン シュトレン

クリスマスシーズン前になると日本でも、本場ドイツのドレスデン シュトレンが入荷し始めます。

ドレスデン シュトレンは「プレミアム」と「オリジナル」があり、どちらも食べ比べをしてみました。

個人的な感想は、もちろん甘〜いのはさることならがら「オリジナル」は、食塩が効いていることに驚きです。

食感は、思いのほかしっとりしていて、バターの風味も感じられます。

「プレミアム」の方が、より素材が上質のようで、フルーティでリッチな味わいを楽しめると思いました。

原材料をみると、どちらもほぼ同じですから、配合と素材の品質に違いがあるのでしょうきっと・・・。

日本で購入すると価格が跳ね上がるのは仕方ないですね、ドイツからの送料も考慮して致し方ないことです。

今回、私は「プレミアム」と「オリジナル」の両方を食べ比べしたいと思い購入しましたが、どちらか一方にするなら「プレミアム」をおすすめします。

ちなみに「プレミアム」は、パウダーシュガーが別で付いており、缶入りで中身も布製のしぼり袋入りで豪華なので、プレゼントにも最適です。

クーヘンマイスターのシュトレン(Kuchen Meister)

日本で買える手軽なドイツ直輸入シュトレンは「クーヘンマイスター(Kuchen Meister)」が有名です。

たとえ大量生産品だとしても、原産国ドイツのシュトレンであれば、素材やレシピがドイツ基準と知ったからには、興味が湧きませんか?

多くのスーパーでも見かけるのが「クーヘンマイスター(Kuchen Meister)」の”クラッシックシュトレン”と”マジパンシュトレン”ではないでしょうか?

ちなみに「マジパン」とは、アーモンドプードルを砂糖で練り合わせペースト状になったアーモンドの餡という感じのものです。

”クラッシックシュトレン”と”マジパンシュトレン”は、マジパンが中央に入っているかそうでないかの違いなので、マジパンを選んでみました。

クーヘンマイスターのシュトレンを食べた感想は、「あっ、これもアリだわ」でした。

なぜかというと生地の素朴感が、ドイツ菓子好きの私にの好みだったからです。

きっと、厳密な原材料の配合が良ければ、日持ちと味のバランスがとれているのでしょう。

甘過ぎたり油脂が多過ぎたりしていないため、思ったより食べやすいと感じました。

私が知っている日本のシュトレンは、こってりとしたバター感と極端に甘い砂糖味の焼き菓子というイメージ。

しかし、このシュトレンの表面はパウダーシュガーではなかったので、素材の風味とドライフルーツの甘さがメインに感じられたのです。

じゃあ表面の白い粉は、何なの?

原材料にある「でん粉」が怪しい・・・これがパウダーシュガーの代用・・・見た目だけ・・・

これは、パウダーシュガーが湿気に弱く、遠いお国からやってくることを見越してなのか? 多分そうでしょう。

パウダーシュガーは湿気に弱くベタベタに溶けてしまうからですよね?

シュトレンは真ん中から切って食べるのが正解

シュトレンは、11月お終わりから12月初め頃に作り、クリスマスを迎えるまでの間、薄く切ったひと切れずつ食べていきます。

そして、丸ごとのシュトレンは、真ん中から切って食べるスタイルが正しいようです。

何日もかけて食べるシュトレンは、切り口が乾かないように残りの切り口部分を合わせて保管するように考えられています。

シュトレンは、イーストで発酵されドライフルーツがふんだんに入っていることから、日に日に熟成して味わいの変化も楽しめる素朴で贅沢なクリスマスの焼き菓子ですね。

今回購入した、ドレスデン シュトレンは、3月末までの賞味期限だったので、3ヶ月は余裕で保つのでしょう。

冬の楽しみとして、シュトレンは毎年購入したくなるクリスマスプレゼントのひとつにしてみてはいかがですか・・・?

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