ホットサンドを自宅で楽しみでみたいと思いませんか?
電気のホットサンドメーカーもいろいろ販売されていますが、やっぱり直火で焼くほうが、パンの表面がカリッとして、食感がちがってきます。直火用のホットサンドメーカーも多数ありますが、そのなかでも、日本では歴史が深いホットサンドメーカーといえば「Baw Low バウルー」となります。
別に「Baw Low バウルー」でなくても良いかもしれませんが、やっぱりおすすめしたくなるのです。
1970年代ブラジル生まれのBaw Low バウルー
ブラジルではバウルーというとホットサンドを表すようでカフェのメニューにバウルーがあります。
日本のメーカーが製造している直火用ホットサンドメイカー「Baw Low バウルー」は、その昔ブラジルのサンパウロ州・現バウルー市の学生が使用していたことから広まったそうで、実際のルーツは定かではないのだけれど、後にブラジルから日本人がこのめずらしいパン焼き器を持ち帰ったことが転機!
その方が日本で「Baw Low バウルー」と名付けたホットサンドメーカーを金型から製造する「バウルー株式会社」を立ち上げたのです。
※現在は製造元:田巻金属株式会社・発売元:イタリア商事株式会社
鉄製の初期のバウルーから現在はテフロン加工になっていますが、原始的な2枚のフライパンを合わせた回転焼きの家庭用調理器具のようなフォルムは健在で直火ホットサンドメーカーとして今も尚、現役。
電気では出せない直火ならではの焼き加減が、バウルーファンを虜にしています。
Baw Low バウルー・シングル
角形の食パン2枚で作るホットサンドは、8枚切りがメジャーで食べやすい厚さ!
バウルーのシングルタイプは具を多めにいれてもしっかり収まり、サクサクした焼き上がりになります。自由にカットできるので三角やら四角やら具にあわせて食べやすく調整できます。
厚みのあるカツやハンバーグを挟むのに適していますね。
パンの表にバターを塗ってをくと表面がカリっとして香ばしいくなり中はしっとり蒸らされて、具はふんわりジューシーになります。
Baw Low バウルー・ダブル
もうひとつ、魅力的なフォルムのバウルーは縦に線の入ったダブルタイプ!
こちらは少し厚めの食パン6枚切りがおすすめで、シングルと同じように具を挟み込むのですが、センターをよけて左右に具を分けてのせていきます。それぞれ別々の具を同時に作ることもできます。
シングルより丸みのあるフォルムによって食パンの圧縮度が高く、2枚のパンをしっかり密着させることにより、表面のカリッとした香ばしさに加えて、中身はモチっとした食感が楽しめます。ダブルはチーズのように溶ける具材とあわせるのがおすすめ。
ダブルのカットの仕方は縦の線に沿って切る場合は、包丁だと少し硬く力が必要なのでキッチンばさみが使いやすいです。具を見せるように横にカットしても形がお洒落でキレイですね。
Baw Low バウルーのバリエーション
パンの種類も食パンだけではなく、コッペパンを2つに切った大きさや、バターロールでもできます。その場合はやはり、シングルタイプのバウルーを使うのですが、イタリアのホットサンド「パニーニ」のような感じの仕上がりになります。
トーストするならバウルーしちゃおうと思うくらい、いつものサンドイッチが素敵なメニューになり、イングリッシュマフィンのサンドイッチでもバウルーでまた違ったアレンジが楽しめてしまいます。
シングルはホットケーキの生地を流し込んでワッフルっぽくもアレンジできます。
まず1枚両面焼き一度取り出してからもう一枚を焼き、具を挟んで先に焼いた方を重ねてバウルーで閉じると言った具合に少し手間ですけれど、チョコや餡子を入れてスイーツもできます。
もうひとつは、ライスサンド!!
バウルーにはしっかりオイルをひき、ご飯を敷き詰めてからお好みの具をのせて、更にご飯を薄く被せんます。ちょうど焼きおにぎりのサンドイッチバージョンのようなライスサンドができあがります。
おこげ具合は慣れが必要ですが、しっかりめに焼くと崩れずキレイに仕上がります。
そして、食パン一枚だけトーストするなら、オーブントースターもいらずで、シングルで焼くのもいいでしょう。バウルーの火加減は中火で片面2分くらいを目安に、2回以降は1分〜1分半っていうところです。途中で開けてみても全く問題ないので、くれぐれも真っ黒こげには、お気をつけて・・・