綺麗なクレマの日はなんだかラッキーな予感!
ドリップでゆっくり蒸らすコーヒーより短時間で抽出する場合は、油分が少なくスッキリした味わいが好みの方におすすめ。「ブリッカ Brikka」から勢い良くプシュ〜シュワ〜っという音と共にコーヒー液が吹き出す瞬間はなかなか情緒のあって素敵です。
マキネッタの購入を検討なら、やはり・・Bialetti Brikka(ビアレッティ・ ブリッカ)!
「マキネッタ macchinetta」です。
イタリアの自宅で使うコーヒーメーカーと言えば?有名なのはビアレッティ社(Bialetti)のモカエキスプレス!
これはお洒落な雑貨屋さんにも置いてあったりコーヒー豆を売っている輸入食材のカルディ、その他キッチンツールを扱う店舗にもあります。
なんだか可愛らしいレトロな容姿は見た事あるけど?どうやって使うのかしら??っと特に購入まで至らないケースが多いと思いますが、エスプレッソ好きもしくはカフェラテ好きにはおすすめしたくなる代物です。
いわゆるエスプレッソはマシーンで抽出する専門店で飲むものとしてイタリアでも認識しており、自宅では直火用のマキネッタが主流のようです。わざわざ高価なマシーンではなく気軽に楽しむのが「モカ」と称されたコーヒーという事のようです。
その「モカエキスプレス」は上下に分かれたポットの下部に水、その上に挽いたコーヒー豆のバスケットを置き、上部をしっかりネジで締めてセッティング。火にか
け温度が上がるのを利用して沸騰により吹き出した中のお湯がコーヒー豆を通り抜け、上部のポット部分に抽出される訳です。サイフォンコーヒーもこのような原理でまるで理科の実験のような気分です。
さて、前置きが長くなりましたが、マキネッタのシリーズでビアレッティ社から「ブリッカ Brikka」というのが人気のようです。モカエキスプレスと同じような形でコーヒー液の抽出部分に圧力鍋のような重りをネジで閉めるような作りになっておりしっかりと圧をかけクレマのような泡が楽しめるようになっているバージョンです。
実際はマシーンのような細かいクレマではなくて、キメの荒い泡ですが、モカエキスプレスよりも多めにコーヒー豆を入れるので、深くて濃いコーヒーが楽しめます。コーヒー豆の挽き方や量によってクレマの出来具合にはバラつきがあり、自宅で気軽に雰囲気を楽しむならそれほど厳密でなくてもよいと思います。
"ブリッカ Brikka" はどこで買う?
今のところ、ブリッカを日本の店頭で見かけることはないのです。
モカエキスプレスは、コーヒ関連のショップやお洒落な雑貨屋さん、ロフトやハンズのような専門店でも販売されているので、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
ブリッカの購入は、なぜだか?ネットショップに限られています。
Amazonで購入すのが、1番わかりやすく続いて、楽天やYahooショップとなりますね。
価格は時期によってかなりの変動があるので、円安を狙えばイタリアのアマゾン「amazon.it」で購入もおすすめです。タイミングが、よければ送料込みでも日本で買うより安い時期があります。
海外のAmazonを利用する際は、英語圏の「amazon.com」でアカウントを取得しておくと便利です。しかし、海外からだと、2週間〜1ヶ月かかる場合もありますから送料も含めて、じっくり検討してみましょう。
"ブリッカ Brikka" のサイズはどっちがいい?
大は小を兼ねないのがマキネッタ。
使用量にあわせたサイズを使い分ける必要があります。
2cupと4cupがあり、エスプレッソのデミタスカップでのサイズです。カプチーノやカフェラテ、アメリカーノのように多めの量を想定するなら2cup用で1cup! 4cup用で2cup!という具合にあるのです。迷ったところで、きっと両方のサイズがほしくなるんでしょうね。
ちなみにマキネッタは昔からアルミ製はほとんどです。熱伝導率からやはりアルミが良いようですが、使い始めに注意が必要なのはご存知ですか?
だいたい3回くらいはコーヒーを作っては捨て、また作っては捨て、と繰り返しコーヒーの油分でマキネッタの内側に膜を作ります。そこがポイントなのでマキネッタは洗剤で洗わないのが基本!!お湯で軽くすすぐくらいで良いのです。
毎回コーヒーを作った後に軽くすすいで終わりなため、まぁ〜なんて汚いの?という風になりますが、そうやってマキネッタは育てるそうです。
イタリアでは若い頃から実家で育てたマキネッタを嫁入り道具として持っていくらしい。
確かに使い込んだマキネッタはコーヒーの深みとまろやかさが増して良い味になります。
試しに新品のマキネッタで作ったコーヒーも飲んで見たが、もう飲めたもんじゃないのですよ。ほんとにアルミの金属の味がするんですから!この記事を読んで「モカエキスプレス」や「ブリッカBrikka」のマキネッタデビューをする方は最初が肝心です。
そして「ブリッカBrikka」は「モカエキスプレス」よりもコーヒー豆の量が多いため濃くしっかりした苦味のあるコーヒーになります。
普通のコーヒーカップで、ゆっくりコーヒーを味わいたい日本人なら、ミルクを入れてラテにするか、お湯で割るアメリカーノにして飲む方が、おすすめです。
コーヒー豆の挽き方や種類
豆は細挽きで、やはり挽きたての方がいいです。
挽きたては空気を多く含んでいるため、やはりクレマの出来が良いのです。
コーヒー豆の種類は深い煎りのフレンチローストが向いていますが、お好みで浅煎りの豆でもまた違った味わいなので気分に合わせて変えてみると飽きのこない、素敵なブレイクタイムを過ごせますね・・・♬
リッチブレンドはアメリカーノで飲みやすく、ダーク系が好きならカフェイタリアーノでも飲み方のバリエーションも色々試してみることも楽しみのひとつか気がします。
ちなみにコーヒー豆は成城石井がオススメ!
カフェのオーナーもお店用に購入しに来るらしいですよ。
caffè e llatte カフェラテ専用のムッカ・エキスプレス
ベーシックなモカエキスプレスとクレマができるブリッカ以外にミルクフォーム用の特殊バルブを搭載したカフェラテ専用のムッカ・エキスプレス(Mucca Express)もあり、こちらは先にポット部分にミルクを入れておき、コーヒーは蒸れ上がった際には泡立つミルクとミックスされるようになっています。直火で勢いよくコーヒーと同時にカフェラテができあがるというすぐれもの。
ブリッカと似たような仕組みですが、ミルクの分量を考えてポット部分が大きくなっているのが特徴。