デジタル描くでアナログっぽいイラスト
Adobe Frescoを使用して描いたモチーフイラストです。
風の中で軽やかに舞う蝶と花びらで、柔らかい日差しと揺れ動く風を表現しています。
このイラストは、随分と昔に油絵で描いた作品をもとに色やタッチを変えて仕上げました。
原画は、ザラザラとしたマチエールをつけて油絵らしいこってり感のある作品で、どちらかというと情熱的な絵です。
ここ最近の私は、そんな暑苦しい感じよりふわふわと柔らかい雰囲気で描きたい気分なので、気に入っている蝶と花のモチーフをアレンジしています。
スモーキーな色合いでヨーロッパの日差しをイメージしてみました。
使用したAdobe Frescoのブラシ
まず、ピクセルブラシの「粗い鉛筆」で、ブルーの花の位置を決めながら形をとっていきます。
そして、ライブブラシの油彩から「油彩光沢」「油彩厚塗り」などを使い、花びらを大胆に塗り重ねて、最後にもういちど「粗い鉛筆」で細部を仕上げました。
デジタルでイラストを描く場合は、レイヤーを小分けにして好きなとことから描けるのが良いですね。
描いたり消したり、レイヤーの重ねる順番を入れ替えたりと、自由自在なとことが気に入っています。
背景は、ライブブラシの「水彩」で濃淡をだしていますが、アナログの水彩画とちょっと違う味わいも描いているときの楽しみです。
蔦のようなモチーフは、石造りの壁画が風化したようにしたかったので、粗いタッチでガシガシと描いています。これは、ピクセルブラシの「ざらついた鉛筆」だったかな?
最後に、ホワイトでレース感のある蝶と花びら達を、ベクターブラシの「ジッター大」「ジッター中」を用いて描いています。
線画のときは、はっきりと強調したいということから、ベクターブラシがお好みです。
このイラストは、平面的なのでレイヤーの重ねる順番だけで奥行きを出しているデジタルならでは作品になりました。
YouTubeのイラスト動画|タイムプラス
前回は、サイズが「1:1」の動画でしたが、今回は「16:9」で制作したので、少しは見やすくのでは?と思っています。
制作過程は、出来上がった作品にはない寄り道をいっぱいしているので、是非見て楽しんで頂きたいです。
サムネイルは、Adobe Expressを使いました。
動画の編集でいっぱいいっぱいなとき、テンプレート上手に活用して手軽にサムネイルを制作しましょう。